何切る問題に出てくるような三色系の複雑な牌組ってのは普段なかなかできないから、ああいう問題は意味がない、と思ってたんだけどこないだ東風荘でそんな手牌になったのでデジタルに考えてみる。
五六七八⑤⑤⑥⑥⑦⑧5567ドラ七
何切る?
イーシャンテンの打牌は五八⑤⑥⑧5。まずこれらの打牌時のテンパイする牌の枚数を見てみる。
五八切り
④⑤⑥⑦⑧⑨345678-38枚

5切り
三四五六七八九④⑤⑥⑦⑧⑨-42枚

⑥切り
三四五六七八九⑤345678-46枚

⑤⑧切り
五八④⑦58-19枚
単純に牌の枚数は⑥切りが多い。ただこれくらいまとまってるんだったら、三色を無視しても良いと思うけど両面待ち以上でリーチして出上がり満貫以上になるくらいの最終形にしたい。そんな有効牌の枚数を数えてみる。
しかしながら最終形の時点で高め安めのある形もあるのでその辺は独断でありなしをチョイスする。
マンズ残しの四万引き、四五六七八は九万が安めだけどあり。
九万引きの、五六七八九は七万がドラで高めだけどなし。
ピンズ残しの⑤ピン引き、⑤⑤⑤⑥⑥⑦⑧は⑥⑨が安めだけどあり。
ソーズ残しの7ソー引き、55677はイーペーコーで満貫だけどカンチャンなのでなし。
五八切り
④⑤⑦⑧4568-25枚

5切り
四五六七八⑤⑦⑧-24枚

⑥切り
四六七46-17枚

⑤⑧切り
八④⑦58-19枚

⑥ピン切りの時の有効牌の枚数が極端に下がっている。こう考えると⑥ピン切りは悪手と考えてよいと思う。
で、最後に三色を考える。ハネマン以上を望むなら三色を見ないとしょうがない。それぞれの三色になる有効牌を数えてみる。

五切り
④⑤⑦8-13枚 確定8-4枚

八切
④⑤⑦⑧5-14枚
確定⑦⑧5-8枚

5切り
八④⑤⑦⑧-15枚
確定八⑦⑧-9枚

⑤切り
八④⑦58-16枚
確定8-4枚

⑧切り
三色八④⑦5-12枚
確定八5-5枚

これを踏まえて、ハネマン狙いは無駄なツモを極力なくした三色狙いの⑤ピンが優秀か。
特に条件がなければ、手広さと得点力を考慮して八万か5ソー切り。どちらかの優劣は微妙。状況次第。
あとドラが七万ていう条件があるので、形としてのセオリーは成り立たないか。違う色のドラだったら、また違う結果になるだろうし。ドラが七万でなければ八万切りが若干優秀か。
それからもう1つ内側に寄った形。
四五六七④④⑤⑤⑥⑦4456
これでも結果は違ってくるだろうし。これだったら七万より4ソーの方が優秀か。デジタルな人は検証してみるといい。
なんでここで検証しないかっていうと、これを携帯で書くってのが限界になったからだ。容量的にではなくて精神的に。